顎痛みTMD歯軋り
噛みしめ歯肉腫れ炎症名医
by Norman Yamazaki, DDS. (Profile)
Sammary: 留学先のフランスで、歯の異常を感じ、噛み合わせ治療に行った歯医者で不適切な歯科治療をされ、顎関節症がどんどん悪化し、身も心もおかしくなったソフィー・ナンテールであったが、G.V. BLACK DENTAL OFFICEで修復治療を受け、歯列矯正治療により完全復活を遂げると、今度は、元気いっぱいアフリカの某国大使館に赴任したソフィー・ナンテールの記録の前半。
June 28, 2006
ソフィー・ナンテール 登場
今日の一番はソフィー・ナンテールでした。
初診です。
まずは自己紹介です。
*****
G.V. BLACK DENTAL OFFICE
女性患者総代 Kaorinrin様突然のメールをどうかお許しください。
はじめまして、ソフィー・ナンテールと申します。
現在、フランスのパリ郊外に住んでいます。
2004年5月からフランスに留学中で、
2005年9月に現地でひどい治療を受けました。
日本のハイシャさんに治療を受けたのが
直接の原因ではないので、
最初は躊躇しましたが、
悩みは皆さんと同じです。
どうしてもNorman先生の治療を受けたく、
治療希望のメールをKaorinrin様に
お読みいただきたいのです。
お忙しい中、大変恐縮ですが、
お目を通していただければ幸いに存じます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
01 氏名
ソフィー・ナンテール
02 住所
フランス
03 年齢
20代後半
04 職業
大学院生
06 主訴(できるだけ詳しく)
・TMD(特に左のあごに痛み、時々、ミクロ級に砕かれたような痛みを感じます)
・歯周病(特に上あごの歯の裏側と前歯の歯肉の腫れ、炎症、出血)
・歯軋り、噛みしめ(うたた寝をするときは、前歯がものすごい衝撃であたります)
・何でもないときに、歯が衝突する
・#4、13は乳歯で歯肉全体に腫れがあり、もうすぐ抜けそうな気がする
・4月からウォーターピック使い出し、使用するたびに#20に激痛が走る
・口臭
・集中力の欠如
・以前打撲した背中の痛みの復活
・確かな原因が見当たらないのに、日替わり、週替わりで、あちこちの歯や歯肉に違和感を感じたり、ジーンと痛みを感じることがある。(特に歯磨き後)
07 今まで受けた治療について(できるだけ詳しく・全歯のチャート要)
歯は、全部で29本あります。
現在でも、乳歯が5本あります。
治療ではないのですが、10歳くらいのとき、
ぐらぐらしている右の乳歯(#29)を
母親により力ずくで抜歯されました。
それは今でも鮮明に覚えていて、プチッと
何かが切れた音がして、
それから血が大量に出ました。
親も歯の知識はゼロなため、
そのうち永久歯が生えてくるわよといい、
そのまま放置し、現在に至っています。
そのため、下の歯が隙間を埋めようとして
長い年月をかけて移動して、
今では見た目は#29の部分を#30が傾斜し、
ほとんどカバーしています。
小学校、中学校、高校時代は
近所の歯医者を数軒回っていました。
記憶があいまいで申し訳ありません。
もちろん歯の知識なんてゼロどころか
マイナスでした。
小学校の頃、学校で歯科検診があり、
6本くらい多くの虫歯があると言われたのですが、
歯医者が嫌いで、親も別に何とも言わず、
そのままにしていたと思います。
歯医者に行くときは、
決まって歯が痛くなったときでした。
主な歯科医院は近所のKンベ歯科医院でした。
たいていの詰め物や神経治療は
ここで治療したと思います。
歯科医自身は、患者にあまり説明をせずに、
もくもくと治療をする感じでした。
母親はそういう怖そうなところが職人ぽくていいと
言っていましたが、私はそうは思いませんでした。
でも、ここでの治療に疑問を感じることも
ありませんでした。
マスクはしていましたが、手袋はしていませんでした。
1人しか歯科医はいませんでしたが、
診察台は3台ほどあり、
待合室も同じ空間にありました。
予約しても2,30分くらい待ち、待合室の
熱帯魚がいる水槽を眺めていた記憶があります。
これが、普通の歯医者と思っていたので、
疑問を抱くこともありませんでした。
もちろん、ラパーダムなんてありませんでした。
ここだけでなく、
これから述べるいずれの歯科医院でもラパーダムを
つけて治療することなどありませんでした。
95年くらいから、家の周りに新しい歯科医院が
たくさんでき、歯医者を選択できることを知り、
新しいところに何件か行くことになりました。
日本で、最近多く通ったのはN歯科医院です。
歯医者を何で判断して選べばいいのか
分からなかったので、保険証を提示すれば、
初診は300円でその後はほとんど無料で
治療が受けられるという点に惹かれ、
20回くらいは通っていました。
北海道旅行の抽選や靴下も売っていたりして
歯科医院にしてはとても不思議でしたが、
それ以外はごく普通でした。
やはり、同じ空間に待合室、受付、診察台が3台あり、
1時間で5,6人くらい(1人15分程度)の患者を
流れ作業で診ていたと思います。
#13の周りの歯肉が知覚過敏をおこしていたので、
薬をつけて、20分くらいおいて、
歯科衛生士が薬を取って、うがいして
終了という治療を十数回は続けたと思います。
また、歯茎がやせていると言われ、歯周病のため、
レーザー治療も何回かしました。
ただ、目に見える回復はなく、
これだけ歯科医院にいっているんだから
治っているはず、という気分的なものを
信じて通っていたと思います。
結局、自分も痛くなったときだけ歯科医院に
行っていたこともあり、歯磨き指導というものは
一度も受けたことはありませんでした。
2004年5月に渡仏し、1年ほどは
歯には問題ありませんでした。
渡仏前に、数十年フランスに滞在していた日本人から、
「フランスの歯医者には気をつけたほうがいい。彼らは日本の20年は遅れている。」
と聞いていたので、かなり警戒していました。
しかし、とうとう2005年5月ごろに
アイスクリームを食べてから、
#4に痛みを感じるようになりました。
2ヶ月くらいは我慢できるほどだったので、
我慢していましたが、7月に歯科医に
予約を取りました。
2005年7月21日、8月2日
パリ7区にあるエッフェル塔近くの
Jean-Pierre 歯科医の所へ行きました。
レントゲンを取り、
「この乳歯は根がないので、2,3年後には抜けます。」
と言われ、できるだけ抜けないようにしたいと
言ったら、「もちろんです。」と言い、
治療を始めました。
治療中に痛みはほとんどありませんでした。
10日後にレジンを詰めて終了しました。
分からないと再度説明してくれ、
とてもやさしそうな歯科医で、
フランスの歯医者はひどいと言われてたけど、
変な歯医者に当たらなくてラッキーだと
思っていました。
治療後は歯肉が敏感になり、
しみたりすることもありましたが、
歯肉ジェルを時々塗って、
あまりこの歯で噛まないようにしていました。
診察室が個室で全体的にスペースが広い点は
日本と違いますが、患者自身がするうがい、
ラパーダムがない点、手袋をしない点は同じでした。
また、日本では当たり前の歯科衛生士はいなく、
歯科医が会計も含めたすべてを担当していました。
しばらくして、今度は左側の乳歯(#13)に
違和感を感じ、痛み出すことがあったので、
前回と同じ医院に予約を入れました。
2005年9月2日、8日 Francois歯科医
7月に治療を受けた歯科医はバカンスに入ったばかり
で別の歯科医が担当することになりました。
左の乳歯(#13)だけが痛むといったのに、
いきなり4枚ほど小さいレントゲンを取られ、
少し不信感が募りました。
「神経が変だから、神経を取る。」
らしきことを言われ、歯科医の言う通りにしました。
治療中、今まで体験したことのない激痛が、
30分くらいは続き、
大泣きしながら治療を続けました。
途中、数本追加で麻酔を打っても全く痛みは
止まりませんでした。
すると、その歯科医は、
「乳歯は、たまにおかしなことがある。」
といって、かなり焦りながら治療を続けました。
歯科医院に入ったのが13時半だったので、
1時間くらいは治療していました。
治療後は、抗生物質1週間分と痛み止めを
薬局で買うよう処方箋をくれました。
抗生物質は絶対最後まで服用して、
痛み止めは必要なときだけでいいと言いました。
次は詰めるだけなのですぐ終了するからと言い、
一週間後に再度予約をしました。
言われたとおり抗生物質はきっちり飲んで、
この間の一週間はほとんど痛みもありませんでした。
1週間後、レジンを入れましたが、
その直後から、妙な違和感が出始めました。
詰め物がとても窮屈な感じがして、
「これは自分の歯じゃない!」
ような感じで、食事中も強く噛めなくなり、
大好きだったフランスパンも
これ以降食べられなくなりました。
また、数日後、アマルガムを詰めた
真下の歯(#30)が痛み出しました。
治療したばかりの#13周辺は
知覚過敏を起こすようになりました。
また、集中力が欠如し、イライラするようになり、
頭痛がし、左耳も少し違和感を覚えるように
なりました。
1週間後に状況を説明しに、
また同じ医院に行きました。
噛合紙で確認しましたが、
「いや、かみ合わせはおかしくない」
と言いました。
いきなり痛くなった真下の歯も、
前回とったレントゲンを見て、
「いや、何ともない、落ち着いて少し様子を見なさい。」
とのことでした。
2005年9月23日
今まで治療後に治療した歯やその周辺が痛くなる
ことはなかったし、
うまく噛めないということもなく、
歯科医の説明に納得できなかったので、
セカンドオピニオンとして日本人アシスタントが
いるので日本語が通じる16区にある
Claudine歯科医のところへ行きました。
ここから、狂いはじめました。
日本人アシスタントの人は
病気で来られなくなったそうで、
別にいなくても診察できるでしょと言われ、
診察を受けました。
詰め物をした後から、いつもどおりに噛めなくなり、
下の歯も痛くなった、自分の歯じゃないみたいで
とても窮屈に感じると言うと、診察台で歯を診て、
「あー、噛みあわせが悪いのよ、噛みあわせって本当に大事なのよ、狂うときちんと立つことも、歩くこともできなくなるわよ。」
と言いました。
この時、自分はてっきりこの詰め物だけを
調整するだけだと思っていたのですが、
噛合紙を左右4,5回は噛んで、キーンと音のする
機械で削るのを麻酔なしで繰り返しました。
痛いところがあったので、痛い!って言うと、
歯の説明図を取り出し、
「ここはエナメル質だから、痛みは感じないはずよ、きっと歯が神経質なのね。」
と言われ、それからは
「動くな!」
とずっと言われ続け、最終的に、
左側5本、右側2本、合計7本を同時に削られました。
終了時に、右上の一番奥にある奥歯が
変な感じがすると言ったら、
次に患者がいるので、もう時間ないし、
「このかみ合わせの治療は3回位はしなくちゃだめよ。」
と言われ、その日の診察を終えました。
家に帰ってからも、今まで当たらなかった
左奥歯が常に当たるようになり、
それがとても不快で、頭痛、耳鳴りがし、
左あごもここで初めて痛くなりました。
削った部分も、舌で触ると変な味がし、
歯全体がしみるようになりました。
これは普通じゃないと思いHPで調べました。
その結果、この症状はTMDと推測し、ここで初めて、
歯が心身全体に関係があることが分かりました。
この2週間は、人生どん底の日々でした。
ますます噛めなくなり、
前歯でしか噛めなくなりました。
左あご、左耳前のあごのつなぎ目の部分も
痛くなりました。
今まで何でもなかった歯までに鈍い痛みを感じました。
はっきりした理由がなくあちこちの歯が
痛むことはなかったので、とても驚きました。
とにかく、歯以外のことは何も考えられず、
集中力も失い、常に歯があたって気持ち悪く、
もしかしてこれがうつ病というものなのかと
思うほど、精神不安定になり、落ち込み、
毎日ずっと泣いていました。
完全に口内バランスを失ってしまい、
どこで噛んでいいのか分からなくなり、
前歯で噛んで、
舌で転がしながら食べ物を食べていました。
2005年9月30日
ひどい治療をしたサミュエル歯科医のところに、
治療のさらなる説明を求めに行きました。
このときは、日本人アシスタントについて
もらうようお願いしましたが、いざ通訳して
もらおうと思ったら、びっくりしました。
日本で歯科衛生士等の資格もなく、
仏語力もフランス語検定3級程度の
コミュニケーション能力でした。
歯髄炎ってなんていうんでしたっけ、って聞いても、
「さぁー???」。
仕方なく、またこの歯科医と
2人でやりとりするようになりました。
この歯科医の主張は
「事情もよく分からなかったし、レントゲンを取る前に削ることはしない。磨いただけ!」
です。
削ると磨くのどこが違うんだと聞くと、
「私は何十年ものキャリアがあるのよ。そのくらい分かるわ。お金のためにしているんじゃないのよ。私を信用しなさい!!!きっとストレスね、あなた、私の妹に似ているわ、妹はストレスで髪の毛が抜けたわ。」
と言い放ち、このままでは、勉学をあきらめて、
日本に帰らざるを得ないと言うと、
「日本に帰る必要なんてないわ、歯のためだけに日本に帰るなんて、本当ばかばかしい。歯なんて日本人もフランス人もみんな一緒よ。フランスは先進国よ、アフリカじゃないのよ!!!」
と、ここで言うべきことではないことまで言い出し、
結局、友人である歯科医に予約をとり
診察を受けることでその日は終了しました。
ここで、勉強になったことがあります。
外国で日本人相手に商売をしているところは
すべてではないにしても疑ってかかれということです。
なぜなら、本当にそのサービスがよければ
わざわざ日本人に対象を絞らなくても、
フランス人なり、アメリカ人なり、
たくさんくると思うからです。
今考えれば、めちゃくちゃ怪しいところでした。
フランスでは、たいていのところは、
社会保険のための請求用紙兼領収書をくれ、
そこには、どんな保険治療をしたかの記号、
金額が記入されています。
この歯科医にその紙を要求したら、
おそらく処方箋用と思われる
自分の名前の入った紙に手書きで書いただけでした。
2日後にその紹介されたパリ16区にある
Vence歯科医のところに行きました。
専門は歯周病とインプラントです。
フランス人ですが、ボストン大学で3年間、
歯周病学を専攻した経験もあるので、
少しは期待していました。
1回目 2005年9月28日
いわゆる富裕層向けのクリニックなので、受付で、
診察料だけでも最低1万以上はすると言われ、
驚きましたが、歯科医に事情を話すと
一回3000円くらいで診てもらえました。
第一印象は、とても紳士的な感じで、
なぜかウィンクで出迎えてくれました。
その日は、大学病院でとったパノラマレントゲンを
見て、影の疑いがあるという乳歯(#4)を
再度レントゲンを取って、
確認すると問題ないとの事で、
念のためクリーニングをしました。
また、口の開閉を繰り返し、あごをチェックし、
TMDと診断され、ナイトガードを
つけたほうがいいと言いました。
2回目 9月30日
いつも当たっていた奥歯をとても慎重に確認して、
少しだけ削りました。
筋肉弛緩剤と睡眠薬を処方され、
これは一時的なものだから飲むようにと
言われましたが、
薬の副作用が怖かったので飲みませんでした。
この治療から、あごは痛いものの、
不思議なことにうつ的な気分の落ち込み、
精神的な不安定はなくなりました。
また、右側はほとんど削られていなかったので、
かちっと歯を噛んだときに、
右側はほぼ元通りに当たっていました。
もしかして、左側を昔とほぼ変わっていない
右側と同じように調整すれば、
このまま順調に治るのではと
少し楽観視していた時期です。
3回目 10月7日
この日は#20のクリーニングだけでした。
この日から、今までの紳士的な態度が違ってきました。
ナイトガードを作って欲しいと言うと、
うやむやにして、
「TMDは今回の歯の治療のせいでない。歯とは何の関係もない。TMDの原因は、姿勢の悪さから来る。カイロに行きなさい。」
といい、自分が、
「違う、サミュエル歯科医の治療のせいだ。今まで何でも噛めていたし、すべては治療後に起こったんだから。」
と言うと、歯科医は
「じゃあストレスだ。」
と言い、
「私はマイペースなので、ストレスは普段あまりない。」
と言っても、
「外国に住んでることだけでストレスになるんだよ。」
と言い、その後、自分の体の変化は自分が
よく知っていると反論しましたが無駄でした。
「ひょっとして、TMDについてご存知ですか?」
と聞いたら、
「知ってるよ。」
と、本棚から2,3冊取り出してきました。
この時点で、この歯科医は机上の空論を
実践しているだけなんだと思いました。
そして、話題が変わり、
「まず、歯周病が問題だ。TMDはその次だ。だから、まず歯をきれいに磨きなさい、そうすれば改善する。」
と言われ、また何かあったら電話しなさいと言われ、
納得できないまま帰されました。
2回目まではいい歯科医だと思っていたのに、
TMDは一度に複数の歯を削ったからだと言う
自分の主張が理解してもらえなくて、
とても悲しくなりました。
この歯科医によれば、お金にならない、
しかも友人とはいえ他の医院での
トラブルメーカーは早く手を切りたい
というところだったのでしょう。
その後は、奥歯が常時当たる部分を削ってから
気持ちが楽になったものの、しばらくして、
予想もしなかった歯軋りが始まるようになりました。
歯軋りにより、昔とあまり変わらないと
思っていた右側の奥歯が減ってしまい、
舌で触っても形が変わって鋭くなっていました。
また、以前より前歯が出るようになり、
前歯が頻繁に衝突するようになり、
先端が傷むようになりました。
また、今までは左だけが痛かったのですが、
この頃は右側のあごまで痛むようになりました。
11月23日
パリ17区にある谷村レミ歯科医院に行きました。
インプラントが得意分野です。
うわさで、すぐにインプラントを薦め、
日本人価格と聞いていたので避けていたのですが、
とにかく日本語できちんと原因を聞きたかったので、
話しだけでもと思い診察を受けました。
サミュエル歯科医にひどい治療されたと
駆け込んできた人は自分が初めてじゃない
と言われ、驚きました。
歯軋りを避けるためにティッシュをはさんで
寝ていると聞いて、かわいそうになったらしく、
シリコンの即席のナイトガードをつくりました。
TMDの治療法は、まず矯正歯科医と共同のもと、
ナイトガードを作り、それをはめてあごを
正常な位置に持っていく、
それから矯正をするとの説明を受けました。
矯正は時間がかかるし、途中で帰国した場合は
どうするのかと聞いたら、一流の歯科医であれば
途中でバトンタッチしても大丈夫だと言いました。
その他の方法についてたずねると、
ブリッジやクラウンなどの補填治療もあるが、
歯はまだきれいなんだし、
やる必要はないとの事でした。
この乳歯はどうするんですか、と聞いたら、
「矯正の前に抜いてインプラントだね。」
と、何のためらいもなく言いましたまた、
インプラントも一流の歯科医であれば、
途中でバトンタッチしても
何の問題もないとのことでした。
しかし、GVBDOのHPで矯正歯科医について
書かれている28項目を満たさなかったので、
断りました。
また、
「TMDでも、もっと強くなんなきゃだめだよ。」
と言われ、パリにいる日本人精神科医による
カウンセリングを薦めてきましたが、
これも断りました。
もうこれ以上、どの歯科医院に行ってもだめだ。
日本に帰ったら、Norman先生に
治療を希望するメールを出そう。
時間がかかるけど、断られるかもしれないけど、
それ以外に思いつかないと考えるようになり、
これ以上悪い方向に行かないようにと祈りながら、
様子を見るだけになりました。
それでも、歯軋りは止まらず、
歯が徐々に変わっていくことは
止められ無い状態で現在に至ります。
以下、全歯のチャートです。
#01 もともと生えていません
#02 無傷
#03 無傷
#04 レジン(05年7月に治療。乳歯で、レントゲンを見ても根が全くありません。最近、この歯の周りの歯肉、特に裏側が炎症をおこして、時々ジーンという痛みもあり、もうすぐ抜けるのでは思うほど、もろく感じます。)
#05 無傷
#06 無傷
#07 無傷(乳歯、#10とともに永久歯より明らかに一回り以上小さいです)
#08 無傷(05年10月に歯軋りが始まってから、#09同様、前歯がよく当たるようになり、今は歯肉の炎症もあり、歯磨き時、出血し、しみたりします。)#09 無傷
#10 神経なし(乳歯)
#11 無傷(#11と#12の間にフロスを通すと歯肉周辺が痛いです)
#12 無傷
#13 レジン(05年9月治療。神経なし、乳歯。この歯に詰め物をした後から、違和
感を感じ、噛む力が落ち、直下の#19の歯も噛むたびに痛くなりました。)
#14 アマルガム
#15 無傷
#16 もともと生えていません
#17 無傷
#18 アマルガム
#19 アマルガム
#20 アマルガム(乳歯、この歯だけ内側にずれています。ウォーターピックをする
と歯肉に痛みが生じ、出血します。根拠はないのですが、いやな感じがします。)
#21 無傷(歯肉の部分が他と比べると薄いです)
#22 無傷
#23 無傷
#24 無傷#25 無傷(#25と#26の間の歯肉は痛みはありませんが、プクッと腫れています)
#26 無傷
#27 無傷(歯肉の部分が他に比べると薄く、白い部分もあります)
#28 無傷
#29 抜歯(10歳くらいの頃、親により。その後永久歯が生えず、そのまま放置)
#30 アマルガム(#29がないため、傾いています)
#31 無傷
#32 無傷08 現在の健康状態について
普段はあまり感じないのですが、貧血気味です。
たまに、疲れやすくなったりします。
また、高校生のときからスギに対するアレルギーがあります。
09 常用している薬はありますか?
はい、鉄分を補給するため、Fero-Grad VC500という鉄剤を毎朝1錠飲んでいます。
10 今までに入院するような病気、ケガをしたことあありますか?
いいえ、ありません。
11 あなたは禁煙・禁酒をいつから続けていますか?
生まれてから、一度もタバコを
吸ったことはありません。
家族もタバコを吸わない環境だったこともあり、
生理的に受けつけないです。
お酒に関しては、たまに、付き合い程度にカクテルや
ワインをグラス1杯飲むことはありましたが、
最近は少量でもお酒を飲んだ後、歯の状態が
変化することがあり、1月からやめています。
12 GVBDO HPはいつ頃から閲覧をはじめましたか?
2005年9月下旬からです。
サミュエル歯科医による治療後、
なぜそうなったのか知りたくて、
インターネットでTMDを検索していました。
その時、ちょうど東京医科歯科大学での
治療体験記が出てきました。
気がついたら、他の体験記もほぼすべて
読んでいました。
それほど、読みごたえがありました。
その後、これらの情報は会員制デンタルオフィスで
あるGVBDOが患者力を高めるために
提供したものであると分かりました。
正直、数多くの歯の写真を見て、
最初はショックでした。
その中でも、Sandra竜泉寺さんの奥歯のクラウンと
前歯の写真を見た瞬間、涙が出てきて、
その後は放心状態でした。
他人事とはとても思えなく、その治療をした
日本のハイシャさんに対して最大級の怒りが
こみ上げてきました。
なぜ、このような治療をして医師免許を
剥奪されないのか、許されてしまう社会なのか、
とても遺憾に思います。
昨年、北海道地裁の医療過誤裁判で、
歯科医に対し賠償命令判決が出たと思いますが、
正義が勝つことが当然の社会になることを望みます。
私も、サミュエル歯科医に対し、
法的処置を検討しましたが、立証があまりにも
困難なことからあきらめざるを得ませんでした。
歯科医同士のネットワークも「共存共栄」
という感じがしました。
残念ながら、現在のフランスではこの分野に
関してはJusticeがほとんど存在しません。
反対に、HPの中で、未来の直木賞作家候補である
Kaz中村さんによる治療手記は、
笑いながら楽しく拝見させていただくとともに、
GVBDOでの治療がどんなものか、
イメージ化することができました。
この手記を読んで、自分もはやくNorman先生が
作成するナイトガードをはめて、
歯を安心させたいと思いました。
また、Dental Diaryによくでてくる、
詰め物の中で虫歯が大爆発して、
それを完全除去した後の写真は、素人が見ても、
神業で素晴らしいです。
同時に、他サイトのHPも読んでいました。
しかし、他のHPは本当に理解しているんだろうかと
疑う内容
(たとえば、TMDには外科手術、薬物療法、スプリントが有効である)
についていけず、比較対象として
他のHPを読むたびに、GVBDOの的を得ている
記述が際立っていました。
GVBDOのHPは、間違った治療を受けて
しまったものに対して、またそれをこれから
回避するものにとって、必要不可欠なものです。
13 書籍「ほんとうの治療」はいつ購入しましたか?
2005年12月に購入いたしました。
14 書籍「ほんとうの治療」を読んでどのように感じましたか?
まず、本のはしがきにある、Norman先生が
Dentistになったきっかけを読んで、
そこで感動していました。
また、TMDについて、
「多くの場合は、複数の歯を治療されることによってなっています。」
の部分をはじめ、自分の言って欲しいこと、
聞きたかったことが、
「ほんとうの治療」のいたるところに
ちりばめられていました。
今までの歯の知識が一掃されました。
一通り読んで、今まで自分が日本で、
フランスで行っていた「歯科医院」って、
本当は何だったんだろうと思いました。
そう思うと、もうこの本の方針に沿わない
歯科医による治療なんて怖くてできないです。
15 GVBDOで治療を受けるとあなたの治療費はどのくらいになり、予約の回数は何回くらい必要になると思いますか?
必要と思われる主な治療は、歯周治療、虫歯治療、
TMD治療、矯正治療です。
治療費については、x50−x50万円程度になるかと
考えています。
Norman先生の技術力、患者に向き合う
誠実な心のある先生に治療していただき、
その治療した歯が自分で管理できることを条件に、
一生持つことを考えれば、十分納得のいく金額です。
予約に関しては、40回?50回ほど必要になるかと
推測していますが、Norman先生の治療と
今まで自分が受けた治療の1回分が
比較できないため、自信はありません。
治療費は、親からお金を借りるつもりです。
数年間は日本で、歯の治療に専念しながら働き、
自宅に住んで、働いた分のお金を丸々返す予定です。
Norman先生と患者の橋渡しという大切な役割を
担うKaorinrin様には
一切ご迷惑はおかけいたしません。
16 GVBDOでの歯の治療が終了して復活を遂げた時、あなたはどんな生活をしていると思いますか?
自分自身が歯の管理を怠らなければ、
一生いやな歯医者に「遭う」こともないんだと
考えるだけでうれしいです。
歯が、生きていく中でいかに大切な役割を
果たしているか、この身をもって体験しました。
歯が復活すれば、まず自分の歯で、
食べ物本来の旨みをしっかりと噛みしめながら
味わえると思います。
これは、人間が人間らしく生きるための、
基本中の基本だと思っています。
笑うこと自体は好きでしたが、
頭の中はいつも歯が気になって、
いつしか笑う回数も少なくなっていたと思います。
今後は、思いっきり歯を見せて笑えます。
これは希望ですが、
横顔の笑顔美人になっていたいです。
どんなスポーツかはまだ決めていませんが、
自分が一生涯、趣味としてプレーできる
スポーツを見つけていることでしょう。
歯が安定したら、気持ちも安定し、
また集中力が出てくると思います。
今後は、卒業し、悪人をこの世から一掃するため、
刑法など法律の知識を生かせる職場で
働ける機会があればと思います。
最後に、中学の時からの好きな言葉の一つに、
“Where there's a will, there's a way”があります。
大人になった今でも、この言葉を信じています。
意思があれば、きっと道は開かれる。
そう信じて、筆を置きたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
また、季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でも
ありますので、お体ご自愛くださいませ。
2006年4月22日
ソフィー・ナンテール
*****
ソフィー・ナンテールは自分の歯について
誤解をしているようなので、ここで訂正します。
ソフィー・ナンテールには永久歯である#4は
存在せず、乳歯である「a」が存在します。
フランスでお気楽レジン攻撃をされまくり
ホープレスになっています。
ソフィー・ナンテールには永久歯である#13は
存在せず、乳歯である「j」が存在します。
こちらもフランスで不適切なコンチと
お気楽レジン攻撃をうけて、
緊急抜歯が必要なほどホープレスになっています。
ソフィー・ナンテールが乳歯だ主張する
#7,10は乳歯ではなく、ちゃんとした永久歯です。
これはペッグラタラルという名前が付いているほど
有名な歯の形で、G.V. BLACK DENTAL OFFICEで
有名なペッグラタラルはジョディ元町のケースです。
ソフィー・ナンテールが乳歯だ主張する#20は
乳歯ではなく、ちゃんとした永久歯です。
G.V. BLACK DENTAL OFFICEを黒魔術団と呼んで
怪しがり、弁護士にまで聞きに行った
ソフィー・ナンテールのママが
力ずくで抜いた#29はもしかすると
永久歯だったのかもしれませんが、
もうないので詮索はしません。
ソフィー・ナンテールが顎関節症になった理由は
色々ありますが、最も大きな理由は、
生まれながらのオープンバイトであって、
そのため奥歯のある特定の歯に
力がかかりすぎたのが事の発端です。
そして不適切な咬合調整により、
悪化するスピードを速めたのは
フランスの歯医者さんの治療レベルの低さでした。
日本のハイシャさんの好きなインプラントを
得意にしている歯医者さんが、
パリにもいたというのは、当然の話で、
ニューヨークにもシカゴにもロスにも、
兎に角、日本のデンタルIQナノ以下の駐在員が
沢山いるところには日本人を専用に診ている、
日本のハイシャさんが必ずいるので、
今海外でこれを呼んでいる人は注意です。
インプラントはさせない!
ラバーダムはさせよう!
この2つは絶対に忘れないように。
ソフィー・ナンテールの治療は、
もう何が悪くてこうなったのかは明らかなので、
治療方法は簡単です。
1)口腔内の清掃を完璧に行う
2)1日付けただけで元気になれるナイトガードを作る
3)完璧な修復治療を行う
4)咬合を妨げている歯やホープレスな歯は抜く
この時点で顎関節症は完治する。
さらに予防と、抜いた歯の空間を埋めるために、
5)矯正治療を1年半以内で終了させる
6)ホワイトニングをしてかっこよくなる
という6ステップを終えるとソフィー・ナンテールは、
今とは別人のようになっています。
G.V. BLACK DENTAL OFFICEの歯列矯正をすると、インプラントもブリッジも必要ない!
といのはもう何度も繰り返し臨床写真を
証拠にして解説したのでここでは言いません。
ポワ〜ンとしているソフィー・ナンテールにでさえ、
私の言っていることが、ほんとうか嘘かは
ナイトガードをして寝て、明日の朝起きた時に、
今までとは全く違った爽快な朝を感じることで
わかります。
爽快な気分
それがG.V. BLACK DENTAL OFFICEで
アメリカ歯科標準治療「ほんとうの治療」を
受けた人が感じる気分であることを、
ソフィー・ナンテールは覚えておくように。
ということで明日から
ソフィー・ナンテール復活の治療が始まります。
Bonne nuit.
Welcome to G.V. BLACK DENTAL OFFICE.
Norman Yamazaki, DDS.
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