G.V. BLACK DENTAL OFFICEには

毎日いろいろな人からのメールが届きます。

治療希望のメールなのに、

全くルールを無視して

自分本位のことばかり一方的に

言ってくる人がいます。

驚くことに、

G.V. BLACK DENTAL OFFICEで

治療を受けると高額なので、

質問だけして、運良く答えてもらったら、

それを近所の歯医者さんに行って、

その通りやらせよう！と考えている人たちです。

そんな人がKaorinrinに出した

メールはこんな感じです。

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----- Original Message -----
To: <ZVC01511@nifty.ne.jp>
Sent: Wednesday, June 18, 2003 12:29 AM
Subject: 至急、ご意見を希望します。

０１　氏名

岡村今日子

０３　生年月日

1959年（昭和３４年）10月11日

０６　主訴（できるだけ詳しく）

（１）左下５番の歯（歯根のみ）について

至急ご相談申し上げたいと存じます。

ある歯科医（Ａ）にこの歯を抜歯せざるを得ない、

と言われ、かつその実施日が６月２７日（金）の

予約となっているため、これに先立って、

ぜひ、山崎先生のご意見を

至急お伺いしたいのであります。

（２）この歯およびその周辺の状況は

以下のとおりです。

「５番」は、１０年ほど前に治療した

５・６・７番のブリッジの支えになっていた歯で、

この１０年間に悪化したために

現在、痛みを持っています。

左下あごに痛みがあり、頭痛、肩こり、

気力がわかないなど、

日常生活に支障をきたしております。

3月下旬から膿が出ていましたが、

６月６日に上述の歯科医（Ａ）に

応急措置を施してもらった後は、

膿は出ていません。

０７　今まで受けた治療について（できるだけ詳しく）

１）約１０年前、米国在住中に、

左下５・６・７番をＲＴＣ措置の後、

ブリッジを作りましたが、この治療の際、

とても痛みを感じました。

２）その後、ブリッジの状況は徐々に悪化し、

少しずつ弱い痛みが出てまいりましたが、

これを我慢してきたものです。

３）昨年（０２年）１０月ころ、

このブリッジの６番・７番の間の

セラミックが欠けたため、

本格的に悩み始め、さらに、

ブリッジの下の歯肉の状態も

血行の悪い薄い小豆色とに変色しました。

４）こうした状況悪化を受け、

意を決して東京医科歯科大学付属病院を

訪れたところ、紹介状等が無いため、

いわゆる順番待ちとなりました。

５）昨年１１月末ころ、左下５番の

歯肉の頬の側に膿の袋ができたため、

急患の扱いで東京医科歯科大学付属病院を

再び訪れましたが、この治療は、

担当医が決まらないと進められない、

とのことで、痛み止め等の薬を

もらうにとどまりました。

６）次いで昨年１２月４日、

東京・四谷の澤田デンタルオフィスを

訪れたところ、左下５・６番の２本を抜歯し、

四連ブリッジを作る以外に無い、

と言われ、どうしても抜歯を避けたい、

と考えたため、いろいろと調査の結果、

東京・八重洲の谷口清・Ａ歯科・タニグチ歯科

（保険医ではありません）を訪れました。

７）自称名医の谷口清医師が、

左下６番を抜かずに治療することが可能、

と言ってくれたので、この老医に

賭けてみようと考え、治療をお願いしました。

８）１月１７日、三連ブリッジのうち、

TK医師が左下６番・７番の

２本の部分をはずし、

７番（前述の歯科医から抜歯の

必要ありとは言われていない歯）の

ＲＴＣ治療を実施しました。

その後、この日は治療しなかった

６番にかぶせたセメントが何回もはずれ、

結局ははずれた状態のまま、

としたというトラブルの経緯があります。

９）２月５日、TK医師が

左下６番のＲＴＣを実施しました。

１０）３月２８日、左下５番の冠が

はずれたので、３１日、TK医師が

これを接着しなおしました。

１１）この間、当初の説明とは違い、

老名医の谷口清医師ではなく、

甥に当たる３０代のTK医師が

これらの治療を担当しました。

前述のトラブルや、こうした不満から、

谷口清・Ａ歯科・タニグチ歯科に

通院を続けることを断念しました。

１２）６月６日、知人から紹介を

受けた歯科医（Ａ）に赴きました。

左下５番の冠がはずれ、痛みが生じたためです。

この日は、レントゲン撮影、応急措置の上、

治療計画の話をおききしました。

（なお、左下５番は、谷口歯科では、

治療の必要なく、単に残す、

と計画された歯です）

１３）６月１６日、歯科医（Ａ）を訪れ

（２回目）ましたが、最大の問題のある

左下ではなく、左側をかばってきた

こともあってトラブルが出ていた

右上６番のメタルボンドのセラミックが

欠けていた部分の補修を施していただきました。

１４）その際、左下５番については

抜歯する以外には手がなく、

次回（６月２７日（金））に抜歯を

することを勧められました。

また、谷口歯科にてＲＴＣ治療済みの

左下７番について、（６日の１回目の訪問では

治療はせずに冠をかぶせるのみ、

と説明いただいたのに対して、）

治療を施す必要あり、との説明を受けました。

山崎先生は、病巣が非常に大きくなった

ケースでも、ＲＴＣと手術で治した

（「ほんとうの治療」７１ページ）経験をお持ち、

とのことで、ご意見をぜひうかがいたいと存じます。

１５）歯科医（Ａ）は、知人の紹介でもあり、

説明などにおける人柄は信頼できるのですが、

保険医であり、伝統的な日本的治療を

施していると考えられます。

０８　現在の健康状態について

歯痛に伴う、左下あごの痛み、頭痛、

肩こりのほかは、とくに健康に問題はありません。

０９　常用している薬はありますか？

ありません。

１０　今までに入院するような病気、ケガをしたことあありますか？

ありません。

１１　 あなたは喫煙者ですか？

いいえ。

１２　GVBDO HPはいつ頃から閲覧をはじめましたか？

約１ヶ月前

１３　書籍「ほんとうの治療」はいつ購入しましたか？

６月８日に発注しました。

１４　書籍「ほんとうの治療」を読んでどのように感じましたか？

こんな治療を受けられたらよいな、と感じました。

現時点における日本の歯科医療の現実、

できれば歯のトラブルに悩む人すべてが

受けるべき治療について、啓蒙を受けました。

私の状況を読んでいただいた上で、

ぜひ、山崎先生のご意見をいただきたく、

メールの返信をお待ち申し上げております。

敬 具

２００３年６月１８日

岡村今日子

*****

最大の問題は、この人は、

このメール形式は治療を希望する人が

書く物なのに、単に意見を求めている

という点です。

初歩的なことですが、

アメリカの一流でなくとも

医療と真剣に

取り組んでいる

医療人ならば、

メールだけで

安易に診断をしない

のが普通です。

過去に置いて、だれがどんな診断をしようと、

自分の患者になる人の状態は、

自分で調べ、自分の目で見て、

全てを把握してから診断を下すのです。

この人の場合、自分の問題がわかり

心を改めて治療を希望しても、

G.V. BLACK DENTAL OFFICEには

来ることはできません。

その理由は、

G.V. BLACK DENTAL OFFICEで

治療を受けられる人は、

G.V. BLACK DENTAL OFFICEしか

もう行くところがない！

と思っている人だけである

ということをわかっていないからです。

この人はG.V. BLACK DENTAL OFFICEで

断られたら、近所のお友達にまた聞いて、

ホケンでやってくれる

親切で安いところに行こう！

と思っているからです。

従って今、

G.V. BLACK DENTAL OFFICEに

自分の症状についての

質問を書こうとしている人は、

メールを出しても返事は来ない、

ということを理解するようにしてください。

Norman Yamazaki, DDS.