March 18, 2000

ブラケットが取れる理由

今日の一番は花枝さんでした。

ブラケットボンディングの日です。

G.V. BLACK DENTAL OFFICEで

使われているブラケットを

歯につける接着剤は

普通のところで使われているものより、

接着力が強くありません。

それは歯が並び終わって

取るときに強い力で着いていると

エナメルにダメージを

与えることが多いからです。

日本の歯医者さんでやられた症例は、

多くの場合エナメルが剥がれたり、

剥がれていない場合は接着剤が

そのまま残っていたりします。

それは審美的に悪いのは勿論ですが、

当然虫歯の原因になりますから、

前歯は綺麗に並んだとしても

最悪の結果が待っています。

ではG.V. BLACK DENTAL OFFICEで

使われているブラケットは

すぐに外れてしまうのか？

というとそうではありません。

与えられた注意をちゃんと守り、

丁寧に使えば絶対に外れることはありません。

そのくらいの強度はあるわけです。

G.V. BLACK DENTAL OFFICEで

歯列矯正治療をする人の多くは、

ブラケットも外れず、

ましてやバンドはぜったいに外れません。

それは自分の歯に着いている

ブラケットは自分を復活させてくれる

大切なものであから

大切に使おうと思う

からです。

お手入れというのはそういうことです。

思って実行できる人は

絶対に外れないわけです。

従って、ブラケットが外れ、

バンドも外れるという人は、

自分がこれから行おうとする

歯列矯正の尊さを

わかっていない人なのです。

ただし、わかっていても物を

大切に扱うということが

できない人の場合は取れてしまうのです。

お手入れができない人というのは

多くの場合、そのような人なのです。

物を大切に扱うということは、

おかあさんやおばあさんに

教えられて、

一家の習慣になっていなければ、

子供たちには伝わらない

習慣なのです。

どんなに高額なものを買っても、

それが良い物でありさえすれば、

大切に使うと何年も何十年も

使えることを知らない家庭には、

物を大切に使えるようになる子供は出現しません。

花枝さんの#6から#7にかけての

ループは物を大切に扱えない人は

必ずどちらかのブラケットが

外れるという試金石のようなループです。

物を大切に扱うことができずに、

ブラケットが外れれば、

矯正期間は長くなり、

正確な歯の移動も保証の

限りではなくなります。

もし、自分はそのような環境で

育っていなかったと、

思い当たる人は、

まず自分が一家の中で物を

大切に扱うことを始めた

最初の人になるように

心がけるようにしましょう。

花枝さんの生活習慣が問われる

ケーナインループは

どのような顛末になるか、

私は興味深く見つめることにしています。