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by Norman Yamazaki, DDS. (profile)

Top >思い出すこと >世界一のパター職人

January 27, 2011

歴史に残るゴルフパター
職人へのインタビュー

私がゴルフコレクターズ・ソサイアティ

(GCS)で活躍していた頃、

日本のマスコミの人たちとも

親しくなりました。

当時はアメリカに住んでいて、

英語も話せたので、

日本の人たちが

全く聞き取りが出来ないという

南部なまりの人の取材の時に

駆り出されたことがありました。

何人かインタビューをしたのですが、

私の記憶に最も

感動的に残っているのが、

今日紹介するパター職人の

ジョン・グリーン氏です。

私は今でもパターは

500本以上は持っていますが

最も使いやすいパターを

挙げろと言われた場合、

このジョン・グリーン氏の

パターとなります。

種類がたくさんあるので、

その時の調子に合わせて、

いろいろ変えられるのです。

ということで、

以下の記事が月間ゴルフマガジンに

掲載されたのは

1986年の11月号でした。

*****

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ことし60歳になる

ジョン・ラウジー・グリーン氏は、

アメリカ東南部、サウスカロライナ州の

ヨークという人口2000人

あまりの田舎町に住んでいる。

車で20秒も走ると

通り抜けてしまう小さな町。

その町の繁華街の一角に

彼のクラブ製造工場がある。

なんの変哲もない入口、

その向こうでは、

アメリカのツアープロたちが

目を輝かせて買い求めるパターの

名器がつくられているのだ。

 グリーンの名は、

日本ではごく少数のマニアにしか

知られていない。

しかし、アメリカではトム・ワトソン、

クレイグ・スタドラー、アンディ・ビーン、

リー・トレビノといった

一流プロたちが実際のトーナメントで愛用。

使っていないプロでも、

ほとんどがグリーンのパターを

持っているという。

 同じパター職人のジョージ・ローの

作品が高い評価を受けるのは、

ジャック・ニクラスによって

使われたという事実と、

生産量が極めて少ないために

付いたコレクター的価値

によると思われる。

これに対して、

グリーンのパターは

真に性能の高さが評価されて

人気を呼んでいるといえる。

 では、グリーン氏は

どんな考え方をもって

パターづくりに打ち込んでいるのか。

設計思想などを詳しく聞いてみよう。

歴代の大統領が次々と注文

米ツアープロの70%か所有 

山崎:アメリカのツアープロたちは

あなたのクラブを“ハンドメード”

といっていますが、工場には

かなりの機械がそろっていますね。

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グリーン:最初にお断りして

おかなければなりませんが、

私はT・P・ミルズやジョージ・ローの

ように何から何まで手づくりで

やっているわけではありません。

そんなことをしていると、

年間3ダースもできればいい方でしょう。

それに純粋なハンドメードでは、

その日の体調や気分で製品の質に

バラつきが出てしまいます。

私は機械にできることは

機械にやらせる方針をとっています。

山崎:その機械も自分でつくったのでしょうか?

グリーン:もちろん、すべて私がつくったものです。

毎年のように改良を加えていますので、

調子はほとんど完ぺきです。

欠陥品はまず出ません。

プロたちが私のパターを

ハンドメードというのは、

グラウンドを決める研磨が

機械ではできず、手でやっているからです。

これには私と、

この道20年の熟練工の2人が当たります。

この作業だけは大手メーカーも

やっていませんし、

やろうとしても能力のある

熟練工がいないでしょう。

山崎:いま出てきたグラウンド

という言葉はあまり聞いたことが

ありませんが、どういうことでしょうか?

グリーン:いわゆる座りのことです。

パターのフェース面は構えたときに、

ボールを結んだ線に対して

直角にならなければいけません。

ところが市販されているパターや、

クラシックと呼ばれるパターの中には

直角になるものが非常に少ない。   

つまり、ちゃんと構えるほど

右か左に球が出るパターが

出回っているのです。

パターで最も大切な点が

忘れられているのです。

山崎:これまでにどんな人たちに

パターをつくりましたか?

グリーン:アイゼンハワー、ニクソン、

フォード、カーター、レーガンの5人です。

フォードさんは私のパターのほとんど

全種類を持っています。

山崎:カーターはゴルフを

しない大統領として有名ですが。

グリーン:私もそう聞いています。

パターは弟さんヘのプレゼント用に

買ったようです。

山崎:トーナメントプロでは

どんな人たちがいますか?

グリーン:パーマー、トレビノ、

ニクラウス、プレーヤー、アーウィン、

クレンショー、ワトソン、フロイド、

スタドラー、ビーン、

リッキー・・・数え切れません。

このあいだ注文書を整理したら

ツアープロの約70%ほどにあたりましたよ。

パターには全ゴルフアーの

悩みが凝縮されている

一生をかけて悔いはない

山崎:プロたちはどの型を

よく注文してきますか?

グリーン:それは様々です。

パーマーやトレビノはすべて。

ワトソン、クレンショーはW802、

スタドラーはIMG、ウィン、

リツキーはBS2、ビーンはHBとBS、

フロイドはTZ、ニクラスはW600、

プレーヤーは702といった具合です。

ところで、パターづくりを

始めるきっかけは、

やはりゴルフ好きがこうじたからですか。

グリーン:ゴルフは祖父に連れられて

6歳から始めました。

ケンタッキーアマチュアには3回勝っています。

一時はプロになることも考えましたが、

私の全盛期の1950年代は

プロでも超一流でなければ

生活できなかったのです。

山崎:それでパターを

つくる方に回ったわけですか?

グリーン:自分の会社をつくったのは

1961年です。

それまでの10年間はルイビルという

クラブメーカーに

設計家兼製造責任者として

務めていました。

そこでずいぶんパターの

勉強をさせてもらいました。

山崎:独立を思い立ったのは? 

グリーン:ルイビル社に務めている間に

たまったアイデアを叶き出すためです。

大会社は採算に合わないことは

しませんので実現しない

アイデアはたまる一方でしたから。

それともう一つ。

大会社は品質をあまり問題にしないで、

見かけさえよければいいと思っています。

これは物をつくる者として

我慢できないことでした。

愛想が尽きたといっていいですね。

山崎:特にパターに興味を

もった理由はなんですか?

グリーン 私はパターだけでなく

ドライバーとウエッジも

少しばかりつくっています。

あくまでパターがメーンですが。

パターというクラブはゴルファーの

悩みを凝縮していると思うのです。

それはどのものならば一生かけて

研究しても悔いはないだろうと、

決意しました。

パターーをつくる上で、

いろいろな知識が必要だと思うのですが。 

グリーン:私はルイジアナ州立大学で

機械工学を学びました。

いま私の工場にあるクラブ製造機械を

すべて自分で設計で

きたのもそのおかげです。

設計だけでなく、3分のIは

自分で組み立てたものです。

大学での勉強がクラブづくりの

基礎になっていますね。

それから力学的な知識がない人には

クラブはつくれませんね。

山崎:パターをつくる上で

師とあおぐような人はいましたか? 

グリーン いません。

ルイビル社はウッドクラブがメーンで、

パターはヘッドを買ってきて

組み立てていただけでした。

したがってパターに関しては

自分で考えるしかありませんでした。

ただ、スポルデイングやウイルソン、

マグレガーといった大企業の工場を

見学することで得たものは多くあります。

「ピン」よりも早く

トゥ・ヒールバランスに着眼、

特許を取ったが・・・

独学ではなかなかスムーズに

いかなかったのではないでしようか。

グリーン:確かにずいぶん苦労しました。

私がパターづくりで最も

重視したのはバランスです。

ここから702というモデルが

生まれたのですが、このパターは

トゥ・ヒールバランスの設計で、

「ピン」パターより早く

特許をとっています。

完成するまでに何百という

図面を描き、何十というヘッドを

試作したり破壊したりしました。

その過程でパター製造について

知らなくてはならないことを、

ほぼマスターできたと思っています。

打ちやすいパターはトゥ・ヒールバランス

だけではないという確信も得ました。

そこから

私のオリジナルモデルが

生まれていくのです。

山崎:ある雑誌でT・P・ミルズが、

あなたのつくっているのと

同型のウイルソンや

マグレガーのパターを指して、

オールドスタイルにすぎないと

批別していましたが、この発言については。

グリーン:私はそうは思いません。

催かにクラシックパターには

力学的に不合理な部分もあるし、

荒削りで未完成な面が

いたるところに見うけられます。

しかし、私のつくっている

クラシックタイプのモデルは、

それらのコピーではありません。

様々な改良を加え、

科学的にもはるかに進歩したものです。

だからこそトッププロだちからも

「ニユークラシック」と呼ばれ、

熱烈な支持を得ているのだと思います。

見る人が見れば、オリジナルとの

違いははっきりと区別できるはずです。

山崎:つまり、古さと新しさが

同居しているともいえますね。

グリーン:クラシックには

粗野な点と優稚な点の

両方があるのです。

どちらを残すかによって

良くも悪くもなるわけです。

単に奇をてらったデザインを

することが新しいのではありません。

何年もピンを使っていたある

ゴルファーが私の802を見て、

これは新しいデザインのヘッドですか、

と尋ねたことがあります。

ネックのカーブにフランス芸術界の

優美さがあるというのです。

本当によいデザインのものは

永遠に新しいのです。

ミルズ氏はクラシックの中に

永遠性を見つけられなかったのでしょう。

山崎:奇抜なデザインのものは

絶対にダメということでしょうか。

グリーン:実は私の自信作の一つに、

力学的計算だけでつくった

パターがあるのです。

おそらく市販されている

全パターの中で最も

スイートスポットで打ちやすい

モデルでしょう。

しかし、デザインが奇抜すぎて

普及させるのに時間がかかると思います。

これは良いプレーヤーの大部分が

極めて保守的なためでしょう。

プレッシャーがかかったとき、

どうも不安になるというのです。

そんな声を聞くと、

「この新しさがわからないのかっ!」と、

怒鳴りつけたくなりますよ(笑)。

パターの名器の第一条件は

使う人に安心感を与えること、

そして・・・

山崎:では、あなたが考えるパターの

名器とは、どんな条件を

備えたものでしょう。

グリーン:ー言でいって使う人に

安心感を与えるものです。

パターはトータルなもので

ヘッドの形、構えたときに

何ともいえない安心感がありラウンド、

シヤフトの長さ、軟らかさ、

フィーリング、グリップの具合い・・・

などがそろっていなければなりません。

しかもこれらの条件はひとつひとつ

切り離しては考えられないのです。

すべてがそろったとき、

そのパターは実にいい顔を

しているものです。

構えたときに何ともいえない

安心感がありますし・・・。

ただ、顔には個人的な

好みがありますから、

それは別に考えないといけません。

山崎:私たちがパターを選ぶ場合、

ヘッドについては好みで

決めていいのでしょうか。

グリーン:完全に個々人の好みです。

ただし、利き目が右の人は

ダースネックのもの、

左の人はストレートネックのものに

した方が使いやすいと思います。

山崎:シャフトの長さはどうでしょうか。

グリーン:常識的なようですが、

無理のない快適な姿勢で

打てるかどうかがポイントです。

立ちすぎていたり、

寝すぎたりしていると、

方向性が狂います。

日本での標準は34インチと

聞いていますが、私は35インチが

標準だと思っています。

レディスは33インチぐらいでしょう。

しかし、ここにも個人の好みがあります。

ゲーリー・プレーーヤーに32インチの

パターをつくったこともありますし

36、37インチのモデルも

注文に応じて多くのプロにつくりました。

レイモンド・フロイドは37インチ、

ジョニー・ミラーは40インチの

パターを使っていたことがあります。

山崎:軟らかさについては。

グリーン:現在、市販されている

パター用のシャフトは硬すぎます。

軟らかいシャフトをつくる

メーカーがないのです。

私は仕方なくレディス用の

アイアンシャフトを

カットして代用しています。

それでもまだわずかに硬いのです。

多くのプロが自分が愛用している

シャフトだけ持ってきて、

これにヘッドをつけてくれと、

注文していくのはこのためです。

日本にいいシャフトメーカーが

あれば頼みたいくらいですよ。

山崎:ヘッドの重さについては。

グリーン:すべては振ったときの

フィーリングの開題です。

これこそ個々人によって違いますが、

基本的には短いシヤフトには

重いヘッド、

長いシヤフトには

軽いヘッドをつけています。

山崎:それはスイングウエートを

調整するためでしょうか。

グリーン:結果的には

そうなるかもしれませんが、

私の目的はあくまでも

フィーリングをよくすることです。

スイングウエートの調整だけなら

シヤフトやグリップにちょっと

細工をするだけで簡単に

できてしまいますから。

グリップはグリーンの状況とともに

変遷、速いグリーンには重いヘッドが・・・

山崎:意外に見すごされているのが

グリップだと思うのですが。

グリーン:グリップはグリーンの

コンディション、

連さといったものと関連しています。

昔のパターはグリップが細く、

手首を使いやすいようにできていました。

それだけタップして

強く打だなければならない

グリーンだったわけです。

いまはグリーンのコンディションが

よくて遠くなっていますから、

手首を使ったストロークでは

球筋が安定しません。

山崎:現代のグリーンには

細いグリップは

合わないということですか。

グリーン:そのとおりです。

バッティングフォームは

グリーンの状況に合わせて、

手首を使わないで肩を

中心とするものに変わってきましたが、

グリップが細すぎると、

手首を殺してストローク

しているつもりでも、

手首が折れて方向を

失うことがしばしばあるのです。

特にショートパットで

この傾向が強く出てきます。

そこで私は、

やや太めのグリップを設計しました。

これが大好評を得ています。

手首が折れず、

肩だけのストロークができるので、

方向性がアップするわけです。

山崎:方向性と同時に距離感は

どうなのでしょうか。

グリーン:パットで距離感が

大切なのはいうまでもありませんが

これはパターの責任というよりも

練習の量によって

決まるものではないでしょうか(笑)。

山崎:速いグリーンに

対応するためにはグリップ以外にも

ポイントがあると思いますが。

グリーン:ヘッドの重さだと思います。

速いグリーンには軽いヘッドの

パターがいいという人がいますが、

これは全く逆です。

速いグリーンほど方向性が

重視されるのてコントロールしやすい

重いパターの方が有利なのです。

米国ゴルフダイジエスト社の実験では、

速いグリーンで

いちばん入ったパターは

5キロもあるハンマーでした。

もう一つ、

遠いグリーンのコースにある

プロショップでいちばん

売れるのは鉛の調整テープなのです。

メンバーたちのパターヘッドが

鉛だらけなのが何よりの証拠です。

いずれにせよ、私の実験では

330g前後がフィーリング的に

最も合うようです。

ボールコントロールは転がり次第、

とにかく真っすぐ引いて

真っすぐ打て

山崎:フィーリング以外に

転がりをよくする設計上の秘密を教えて下さい。

グリーン:ボールのコントロールは

転がり次第ともいえます。

パターで打ったボールは、

強さにもよりますが、

一般的には出足の数フィートは

転がらないで滑るのです。

この滑る部分を

少なくできればできるほど、

コントロールがよくなるのが

常識といわれています。

昔から、

この滑る距離をできるだけ

少なくするために様々な

試みがなされてきました。

たとえば、

ある有名なレッスンプロは、

打った瞬間からボールが回転する

ように下からこすり上げるように

しろとか、

上からかぶせるように

打てとか指導しています。

しかし、大した変化はみられず、

返って混乱を招く結果になっているようです。

山崎:メーカー側も

いろいろ試みているようですが・・・

グリーン:極端にロフトを大きくしたり、

逆にマイナスのロフトをつけたり、

いろいろやっていますが、

効果のほどは極めて疑問です。

むしろボールが跳ねだり、

変な回転がかかってしまったりして、

逆効果になっている場合が多いのです。

山崎:ではどうすればよいのでしょう?

グリーン:言い古された結論で

恐縮なのですが、結局はヘッドを

真っすぐうしろに引いて、

目標に向かって自然に打ち出すことに

尽きると思います。

要はそれができやすい

パターかどうかなのです。

そこにパターとしての完成度の

問題が出てくるわけです。

ロフトにしても、ヘッド形状によって

条件は変わってきますが、

3度〜5度の間が理想だと

私は確信しています。

山崎:いま世界で最も売れているのは

ピンパターですが、これについて

ご意見を聞かせて下さい。

グリーン:さきほども少し触れましたが、

ピンのトウ・ヒールバランス理論には

私も早くから興味を待ち、

ピンより早く特許をとったほどです。

しかし、ピンタイプのパターには

インパクトの瞬間に命が

こもらないという

致命的な欠点があります。

芯をはずして打っても、

そこそこの結果が得られますからね。

芯を外さないように

一生懸命練習するから

技術は進歩するのです。

その方が精神面でも強くなれますし・・・。

パターの値段は調べたこと

がない、利益を度外視して

いるから本物ができる

しかし、

アマチュアにはやさしいクラブほどいい・・・

グリーン:熟年層や月イチゴルフアー

にはピンタイプは向いていますね。

私も注文があれば

ビジネスと割り切ってピンタイプの

モデルもつくりますが、

少しでも熱心にゴルフをやって

いこうという人には勧めません。

そういう人には迷わず

私のニュークラシックモデルを

使ってもらうようにアドバイスしています。

日本へ本格的に

輸出するつもりはないのでしょうか。

グリーン:以前から2モデルに限って

日本の商社に売ってきましたが、

ブランド名やモデル名が

変わったりするトラブルが生じて、

いや気が差したのです。

でも熱心に誘ってくれる

会社もありますので、ことし中には

再開できると思います。

今度は以前のように

2モデルだけというのではなく、

全モデルを輸出したいと思っていますので、

日本のゴルファーの方々にも

手にとって見ていただけると思います。

山崎:価格はどのくらいになるのでしょうか?

グリーン:私はパターの値段なんて

調べたことがありませんし、

自分のパターにも値段を

つけたことがありません。

あるツアープロは

私のW802に500ドル

払ってくれました。

近くに住む小学生が10ドルで

売ってくれといってきたときは、

快くそれに応じました。

ジュニアはビジネスに関係なく

育てなければなりませんからね。

山崎:そこがあなたの

職人らしいところなのですね。

グリーン:いまはもう億万長者に

なって引退したルイビル社の

昔の部下が、もう少し利益を考えた

ビジネスをしろと、言ってきました。

しかし、私がアメリカでパターづくりの

第一人者にあげられるのは、

利益を度外視して質の高いもの

だけを提供してきたからなのです。

いまさら粗悪品をつくって

フトコロを潤そうとは思いません。

山崎:日本のゴルフアーたちが

どういう反応を示すか、楽しみですね。

グリーン:全くそのとおりです。

日本はアメリカに次ぐゴルフ大国と聞いています。

もし本当なら、真にいいものは

必ず受け入れてくれるでしょう。

私も自分の名に恥じないモデルを

輸出するように心がけますよ。

ジョン・グリーン製作パターリスト

1.タイトリスト ブルズアイ パター タイプ

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●オリジナルにない綿密な塗装が施されており、

ブラスにありがちな退色や

細かなキズのできるのを防ぎ、

外見の破損からくる見かけ上の

ディスアドバンテージを取り除く

役割を果たしている

***

2.タイトリスト オールド スタンダード パター タイプ

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●ジョンのパターの中で、

最も重い部類に属している。

このオリジナルモデルの多くは

両方のフエースがともに凸面状になっており、

その見かけ上の不安定さが

セッテイング過程での誤差をもたらし、

間違ったストロークの原因になっている。

凸面状になるのは、

研磨工程中において、

研磨機にヘッドが正しい角度で

当てられないことによる。

一見簡単なようなことが、

実は熟練を要するという一例。

ジョンのパターはその点に

十分な配慮がされており、なおかつ、

オリジナルよりも長く設計された

ホーゼルが、微妙なタッチを約束している

***

タイトリスト ブルズアイ ワイドフレンジ パター タイプ

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●オリジナルの持つフレンジの

サイズが大きすぎ、

全体のプロポーションを

著しく損なっているという

欠点を克服するために、

小さなフレンジをつけている。

仕上げがオリジナルに比べ

優れていることは言うまでもない

***

ピン アンサー タイプ

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●ジョンが使っている材質は、

ピンが用いている物よりも柔らかく、

それ故にボーフレを打つ感覚も

柔らかなものとなっている。

ピンのパターがボールを

はじきすぎるのは材質に問題があり、

それを克服している。

もう一つ異なる点はジョンのパターでは、

アイラインはスイートスポット上であり、

かつキヤビティの中心にあることだ

***

Tライン タイプ

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●アイライン上にスイートスポットがあり、

Tラインよりバランス的に優れている。

またTラインにある長すぎる

アイラインがストロークの際に

フェース面を狂わせるという欠点も

長さを調節することによって

排除している

***

トミー・アーマー・アイアンマスター・グース 

3852 タイプ

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●このパターはマンガニーズ・ブロンズ

という軟鉄に比べはるかに

柔らかい材質で造られているため、

オリジナルよりもタッチが柔らかい。

クレイグ・スタドラーは

このパターで現在の地位を築いた

***

スポルディングHBA タイプ

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●材質はIMGと同じマンガ二ーズ・ブロンズで、

オリジナルのHBAよりも柔らかく、

微妙なタッチが出せる。

そしてわずかなフォワードプレスを

加えることにより、

アドレスの際の安定感を約束している。

アンデイ・ビーンが好んで使っている

3本のうちの1本

***

スポルディング TPM N0.1 タイプ

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●スポルデイングのミルズオリジナルは鉄だが、このパターはマンガニーズ・ブロンズで造られている。従って、柔らかく微妙なタッチが出せる,ホーゼルを若干長くし、またわずかにオフセットにしたのも特徴。バランスもよくグラウンド、いわゆる座りは他の追随を許さないほど良い

***

トミー・アーマー アイアンマスター ストレートホーゼル タイプ

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●外見的にはオリジナルの忠実なレプリカ。

しかし、実用面では全くの開きがある。

それはグラウンドで、

これが悪いパターは遺憾ともしがたい。

ジョンのパターはグラウンドが正確で、

言うことなし個人的には1番好きなパター。

現在、自分も使っている

***

ジョージ・ロー ウィサード600 タイプ

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●ウィザード600のレプリカは

さかんに造られているが、

外見的に似せてあるのみで、

性能の面で改良し、そして高めたのは、

このパターだけであると確信できる。

ホーゼルを長くし、

かつシヤフトの穴を深くし、

フィーリングを格段に良くしている。

グラウンドにも細心の注意を払ってあり、

アドレスもスムースにできる。

そしてオリジナルにない

アイラインはスイート・スポット上にあり、

これに助けられる人は多いはずである

***

ウィルソン8802 アーノルド・パーマー オリジナル タイプ

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●ウイルソン8802というパターは

良く見掛けるクラシック・パターの一つである。

しかし、グラウンドが正確で

ある物というのは本当に少ない。

生活を賭けてプレーする

ツアーブロに受けいれられるのは、

ジョンのパターがこのグラウンドに

細心の注意を払っていることによる。

***

ゼブラ タイプ

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●フエースに厚みをつけ、

エッジをラウンドにしたニュータイプ。

レイモンド・フロイドが今年の

USオープンをこれで勝ち、

また注目されだしたというパターである

***

オリジナルモデル:なし

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●ジョンの発明のひとつ。

フェースにカエデの木片が付けられている。

この木片とヘッドの間にはスロットがあり、

インパクトの瞬間、

木片が湾曲するのを助けている。

この湾曲によってボールとフェースの

接する時間が長くなり、

いわゆる柔らかなタッチが生まれる。

ツーピースボールによく合う。

強度はちゃんとした

手入れさえしておけば他のクラブと同じ

***

オリジナルモデル:なし

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●1961年トゥ・ヒールバランスで

パテントを取ったパター。

年代的にはピンよりも先。

バランスが大変良い、

ピン愛好者は使ってみる価値のあるパター

以上

月間ゴルフダイジェスト1986年11月号 PDF

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