G.V. BLACK DENTAL OFFICEは
全ての面で日本の歯医者さんとは
違っていますが、山崎先生は
なぜアメリカでなく
日本で開業したのですか?
管原秀幸
G.V. BLACK DENTAL OFFICEで
行われる
Evidence Based Medicine (EBM)に
基づいた
アメリカ歯科標準治療は
日本より、少なくとも
20年以上は進歩している
というアメリカ本国の、
しかもその中で
最高に位置するG.V. BLACK学派により、
作り上げられてきたものです。
G.V. BLACK博士は
アメリカのDENTISTたちから
“近代歯科治療の父”
もしくは
“歯聖
(歯科医療のキリスト)”
と呼ばれ、最大級の賞賛と尊敬を
受けているDENTISTです。
博士は1915年に亡くなりましたが、
その精神は今でも、
G.V. BLACK学派のDENTIST、
つまり
DENTISTRYに
選ばれたDENTIST
の中には生きています。
このG.V. BLACK学派に
属することができるのは、
米国の優秀な学生の集まる
5大学歯学部の中の1つを、
臨床系カリキュラムにおいて
トツプで卒業し、
かつ
G.V.BLACK学派の伝統を
代々受け継いできた
教授の指導する大学院で、
少なくとも3年間の研修を
優秀な成績で修了した者
と決められています。
日本人では
Norman Yamazaki,DDS. が
初めて学派に加わることを許され、
インディアナ大学歯学部客員助教授
に任命された時点をもって
G.V. BLACK博士の
名前を冠する医院を、
日本において
開くことを認められました。
G.V. BLACK博士が1915年に
亡くなって以来、
実践を最も重んじる
G.V. BLACK学派は
米国歯科界の中心
となって治療の技術、
器具、材料等の改良および開発を
数多く達成してきました。
G.V. BLACK博士没後
約100年を経た今日、
アメリカでは
中流以上の家庭であれば
虫歯のある子供は
ほとんどいません。
また、
大人たちの歯周病も
歯の存在を
脅かすような病気では
なくなっています。
G.V. BLACK学派は
全米に100人ほど
しかいませんが、
その影響力と指導力によって
G.V. BLACK博士が生前理想とした
“健康な国”が
歯科医療に関する限りは
実現のものとなっています。
そんな治療が、
現実にあるということを
知らせなければならないという
使命感を感じて
私は日本で開業しました。